TES熱源機ってなんですか?

 

こんにちは。ケーズフロンティアです。3年振りの規制のないゴールデンウィーク。各地に賑わいが戻り嬉しいですね。私も配管工の大先輩(マリオブラザーズ)の映画をみたり、肉フェスへ行ったり、少しのんびりさせていただきました。

 

さて突然ですが、皆さん「TES熱源機」ってご存じですか??

TES(テス)と読みます。

【THIN&ECONOMICAL SYSTEM】【TOKYOGAS ECO SYSTEM】

の略称で都市ガス会社(特に東京ガス)が普及を推進してきたセントラル暖房システムの名称です。

大まかなシステムはガス熱源機で作った温水を循環させて床暖房、浴室暖房などを行う暖房システムです。

メリットは何といっても、安全と快適さ!

直接暖房に火を使わないので、小さなお子様がいても安心、安全。

空気も汚さないので換気の手間も省け、乾燥もしにくく肌や喉にも優しいです。

しかし、普通の風呂給湯器に比べ、システムが複雑になりますのでTES熱源機を工事しない業者さんもたくさんいます。

 

今回、久々に床暖房の系統が多くケーズのTES施工が存分に発揮できる現場がありましたのでご紹介致します。

 

 

まずはこちら、都内某所の病院です。

床暖房の配管がたくさん。

 

しかも

 

2台並んでる~~。床暖房15系統 制御リモコン9個です。

これがどれだけ複雑か…わかる人にはわかると思います。TES熱源機を交換する上で最も重要なのは、15系統ある床暖房の配管がどのような制御で動いているかを完全に把握することです。

 

ここが基盤の制御。リモコンの信号線と熱動弁の信号線 通常リモコン信号線①と熱動弁の①を合わせて配線 配管するだけなのですが。

 

①は青 ②は灰 ③は黄 ④は橙 ⑤は紫 ⑥は桃と全メーカーわかりやすく色で統一されています。

しかし、系統が多かったり新築時の施工で順番通りになっているとは限りません。

左の機械から絡んだ糸をほどくように解明していきます。

 

ふむふむ。

①灰 え?青じゃないの?! 通常1つのリモコンで2系統以上制御する場合、熱動弁も隣り合わせで結びますが、てんでばらばら(笑)

新築時に何があったの?!と当時の施工した方にお聞きしたいほどです。

でも、ここを完全に理解しないと温めたい場所が温まらなかったり、半分だけ温まらなかったり、とんでもないことになります。

システム制御の解明に2時間以上費やしました。そのぐらい重要なポイントなのです。

後は誤配線、誤配管のないように、1つずつ接続していきます。

 

ジャーン!! 配線の色も配管の配列も全て直しました。熱動弁のヘッダーも交換です。

 

そしてここから、床暖房の試運転 専用の床温センサーとTES熱源機に備わっている自動試運転機能を使い、正常な運転ができるかどうか確認していきます。

 

 

床暖房用リモコンも9箇所交換です。(写真以外に4箇所)もちろんこのリモコン1つ1つどこを入れれば、どこが温まるか把握しています。

病院のスタッフさんも、把握しきれていない様子でしたので、リモコンにメモ紙でどこが温まるか書いておきました。

床暖房を使うときには、一気に全部のスイッチを入れるそうで個別に把握していなくても良いのかもしれません。

ですが、「知らなくて損をすることはあっても、知ってて損をすることはない」

なにより、縁があって施工した現場の事で、わからないを残したままにしたくない。

そんな想いがあります。

後日、システムについてお問い合わせがあった時も、データを見返せばすべてお答えできる。それがどんなに複雑なシステムだったとしても。ケーズフロンティアならお答えできます。きっとこの床暖房を新築で施工した方は無理でしょう。

 

通常のマンションや戸建ては床暖房2系統、浴室暖房1系統程度ですが、それでも間違った施工をする業者さんもいます。

何事でもそうですが、経験がものを言う場面が施工にもたくさんあります。

ケーズフロンティアでは少なく数えても、1か月に20件以上はTES熱源機を交換しています。

どんな状況、状態でも、どこよりも最善、最適な工事ができるという自負があります。

 

ドーーーーン!と立ち並ぶTES熱源機2台のように、堂々と自信を持って施工しています。

TES熱源機ってガス会社さんしかできないんでしょ?!

NO!NO!そんなことはありません。納得の施工をよりリーズナブルにご提供できます。

 

皆さんは自分が手術を受けるときに研修医に任せますか?それとも名医に任せますか?

答えは簡単! TES熱源機は設備屋のゴッドハンド!ケーズフロンティアにお任せください!!!

 

次回もお楽しみに!

 

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