こんな事もやってます!施工事例シリーズ第2弾

 

こんにちは。ケーズフロンティアです。寒さのピーク2月。

この時期は越谷市周辺でも気温が氷点下となります。となると...設備屋にとっては恐怖の水道管凍結の依頼が殺到します。 ご家庭でできる予防は主に2つ!

 

①「温める」→配管にタオルや毛布を巻きつける。地味ですが効果があります。

②「蛇口を少しだけ開く」→水を流しっぱなしにする事で凍結しにくくなります。

 

水がもったいないような気がしますが、一晩ちょろちょろであれば意外と費用負担が少なく、簡単なわりに効果の高い方法です。

TVでもたくさん報道されていますので説明不要かと思いますが、配管が凍結破損してしまうと修繕費用もかかってしまいます。

配管は生活にかかせないお水やお湯を快適に届けてくれる大切な設備です。愛情を持って寒くないかな?と気にしてあげて下さい。

 

また、毎年頻繁に凍結してしまう場合は電熱ヒーターを巻いたり、配管用の保温材を巻く等のプロならではの対策もできますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

さて今回は日々の工事の中から、こんな事もやってます!シリーズ第2段です。

まずは知り合いの塗装屋さんから1本の電話。

 

「ベランダの防水塗装でエアコンの室外機を動かしたら、シューシュー音がする」

 

実はこのパターンよくあるんです。エアコンの配管接続部が室外機を動かす事によって、無理な力が加わり破損、冷媒ガス漏れしてしまいます。

あれ?ケーズフロンティアってエアコンのガス充填なんてやってるの?そんな声が聞こえてきそうですが(笑)

 

 

はい!やってます。

 

 

まずは破損個所を直します。今回は配管接続部のフレア面が欠けていたのでフレアを作り直し、配管、エアコン内部をしっかり真空引きをしてから

 

規定量の冷媒ガスをデジタル測りで1gの誤差もないように充填します。

エアコンのガス充填は簡単そうに見えますが、シビアな作業精度が求められます。

 

 

 

続いてはこちら。

なんとも昭和を感じるレトロなガスコンロ+オーブンです。

当時は憧れのセレブ向け商品です。長年の活躍に感謝しながら撤去します。

 

この工事には必ずガス配管の工事が必要になります。

一般的な設備屋さんだと、ガス会社を呼んでガス配管工事を行うのですが、弊社は「東京ガス簡易内管登録店」ですので、ガス工事も行えます。

 

新しいビルトインコンロにガス配管が接続できるよう配管工事をします。

 

ここで使った部材、配管ルートなどは後日ガス会社に申請を行う義務がありますので、キチンと管理しておきます。

※工事より、申請書類のほうが大変かもしれません(笑)

 

 

今回は下部を引き出し式のキャビネットにしました。昭和から令和へ進化しました。

 

もちろんガス漏れ検査も欠かしません。

草加市S様、ご依頼ありがとうございます。

 

 

 

 

 

続いてはこちら。

戸建ての屋外に設置してある桝(マス)です。

桝?って何?そうですよね。 お家の排水管は一直線で公共桝(道路)までつながる家はありません。

曲がったり、合流したり、様々な配管経路があります。

 

その曲がりや、合流する場所に設置する必要があります。

曲がったり、合流する部分は排水が詰まりやすいので、保全の役割もあります。

写真の桝はコンクリートが劣化しており、更に2重トラップという配管の流れが著しく低下する状況でしたので桝の交換を行いました。

 

 


コンクリート桝を壊して、ひたすら穴を掘る重労働です。

 

以前のブログ

 

「チームワークが大事!エアコン(外機、天吊り)22台 一斉交換!」

 

にも登場し、よく応援にきてくれているHさんと一緒に工事しました。

 

 

最後に掘った土を埋め戻し、壊したコンクリートを補修して終了です。

ハードな工事もHさんとのチームワークもあり、楽しく工事ができました。

 

Hさんと知り合ったのは、約5年前。同世代という事もありハードな工事があるといつも応援に来てもらっていました。

プライベートは破天荒な人で、ギャンブルが好きでした。お金にルーズで、話しが長く、どこがオチなんだよ!ってよく突っ込んでいました。

ただ仕事はどんなに朝早くても、夜遅くなっても愚痴一つ言わずに付き合ってくれる、真面目で頼りになる人でした。

 

そんなHさんが、今月亡くなった連絡がきました。癌でした。

 

この工事を一緒にしたのが2022年3月。いつもと変わらず元気でした。

夏前に病気が見つかり、だいぶ進行していると聞きました。

 

 

近年における医学の進歩はめざましく、癌も不治の病ではない。

またすぐ一緒に、現場に入れると思っていました。

でも、この工事から1年も経たないうちに亡くなってしまいました。

今や人は宇宙にだって行けるし、そう遠くない未来に車だって空を飛んでいるかもしれない。インターネットは全世界をつなぎ、情報も容易に手に入る。それなのに... 生きたい人が明日を迎えられない。本当に悲しい。

 

Hさん。 まだまだやりたいことがたくさんありましたよね。

子供の成長を見守りたかったですよね。

「会うは別れの始まり」誰かと出会ったら必ず別れが来る。だからこそ、人生は儚い。

今、あたりまえに思っている人との繋がりも、実は儚いもの。そう思えば、自然に大切にしようと思えるはず。

なくした時、別れた時にその大切さに気付く。人生はその連続なのかな。と棺の中で眠るHさんを前に思いました。

 

難しい現場を一緒に悩んだこと。くだらない話しで大笑いしたこと。一緒にごはんを食べたこと。子育てについて語り合ったこと。

お金を貸したこと。それがちゃんと返ってきてビックリしたこと。

色々な思いが交錯します。ただ、

「もう一度だけ、一緒に仕事がしたかった」

この思いを越える感情は生まれません。

ご冥福を祈ると共に、心から哀悼の意を表します。

たくさん助けてくれて、本当にありがとうございました。

 

◆◆◆